【旧戸井線コンクリートアーチ橋】漁村に眠る幻の路線を探索!駐車場やアクセス情報も【函館】

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函館市といえば、函館山の夜景やベイエリアの金森赤レンガ倉庫などが有名ですよね。

 

ですが、函館の観光スポットはそれだけではないのです!!

 

というのも、この前、函館の戸井町というところを津軽海峡沿いに車でてきとうに走っていた時のこと。

漁師町の家々が海岸沿いに並ぶ景色になか、いきなり大きなコンクリート橋がドーンと姿を現したのです!

 

その姿は、北海道の有名な観光地、「タウシュベツ川橋梁」に勝るとも劣らない姿。

 

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調べてみると、どうやら昔JRが国鉄だった時代に作られた鉄道路線だということです。

 

今回は、その「旧戸井線コンクリートアーチ橋」について、現地レポートしていきます!

 

・旧戸井線コンクリートアーチ橋はどんなところ?
・行き方や駐車場は?
・旧戸井線は完成直前に工事がストップした幻の路線だった!

 

【旧戸井線コンクリートアーチ橋】漁村に眠る幻の路線を探索!

 

旧戸井線コンクリートアーチ橋の場所・住所はどこ?

 

旧戸井線コンクリートアーチ橋の場所ですが、住所としては「函館市汐首町」となっています。

 

 

汐首町って、なんだか名前が特徴的で私はちょっと一瞬怖いイメージを持ってしまいました。

あまり見ない「汐」という漢字に「首」ですから。

 

 

ですが、実際に汐首町に行ってみると全く怖くはなく、青い津軽海峡を望む雰囲気の良いレトロな漁師町でした。

 

ちなみに、汐首町の名前の由来はやっぱりアイヌ語で、シリ・ポク=山・下の意味だそうです。そう考えると全く怖くないのです。

 

さて、前置きは置いておいて、早速旧戸井線コンクリートアーチ橋をレポートします。

 

急に現れる!旧戸井線コンクリートアーチ橋

 

さて、旧戸井線コンクリートアーチ橋ですが、国道278号線を汐首町から戸井町方面に走っているといきなり左手に現れます。

 

汐首漁港を過ぎてすぐのところ。

 

こんな感じです。

旧戸井線コンクリートアーチ橋

 

このように、道路と並んで旧戸井線の鉄道橋が立てられています。

 

このコンクリートアーチ橋ですが、この橋が現れる前はのんびりとしたレトロな漁村ならではの家々が並んでいる風景。

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漁村らしく、大漁旗が飾られた家や、昆布を干すため?の砂利の敷かれたスペースがあるお家がずらりと軒を連ねます。

 

その中、長い歴史を感じさせるアーチ橋の構造物が現れるので、かなりの見ものなのです。

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歴史を感じさせる、古い感じの見た目

 

このように、橋のコンクリートはかなり老朽化しているようで、長い歴史を感じさせます。

みなさんの目には、この橋はどう映るでしょうか?

 

快晴!

 

ちなみに、この橋を反対側(道路を少し進んだ戸井町側)から見ると、こんな感じ↓。

コンクリートアーチが連なっている様子がよく分かりますね。もともと8連のアーチだったようですが、今は5〜6が確認できる程度です。

 

反対(戸井町側)から見ると、この様子

 

橋の向こう側には、このような看板が。

 

治山施行地
森の緑と水を育み
災害を防ぐ治山事業

 

と書いてあります。どういうことでしょうか?

この辺りは森林の維持造成、山腹工事等をしている場所のようです。なにせ、この橋は切り立った崖に建てられていて、そのすぐ下には民家がありますからね。。

 

このあたりの町は、汐首山の切り立った山腹のすぐ下に民家が並び、道路をはさんですぐ津軽海峡という感じになっています。

こんな感じ

 

そこで、旧戸井線コンクリートアーチ橋の後ろ側をよく見てみると、このような面白そうな階段が。

民家の後ろに階段が見える

 

こちらにも

 

よく見るとコンクリート橋の両端に階段が見えますね。

 

これは、もしかして登れるのか?!

と思って、階段の入り口に向かいましたが、、

 

立ち入り禁止

 

ということで、残念・・・

 

階段の上の方には、汐首岬灯台が見えます。

汐首岬灯台

 

この灯台は今でも使われているのでしょうか?

このあたりは、青森県と最も近い場所と言われていまして、なんと17.5kmしかないそうです。

向かいは大間町。大間からはこの灯台が見えるのでしょうか。

対岸では「北海道が見えるねえ」なんて会話がされていそうですね。

 

さて、この旧戸井線コンクリートアーチ橋に別れを告げて、今度はある場所に向かいます。

さらば、橋

 

【旧戸井線第一瀬田来陸橋】進むと、またアーチ橋?!

 

実は、旧戸井線コンクリートアーチ橋からさらに戸井方面に向かうと、またもやアーチ橋があるのです。

 

旧戸井線はこの辺りでは国道278号に沿って走っていたので、まだまだ橋があっても不思議ではないわけです。

その橋は、旧戸井線コンクリートアーチ橋から戸井方面に600mほど進んだところにあります。

その名も、「旧戸井線第一瀬田来陸橋」

 

橋はこんな感じです。

旧戸井線第一瀬田来陸橋

 

またもや、旧に橋の遺構が現れます。

 

これは18連のアーチですね。かなり細かいアーチ構造となっています。

 

この橋の向こうにも、またもやこのような階段が。

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この階段、よく見てみると、どうやら津波避難場所となっているようです。

 

非難場所

 

確かに、住宅の裏手がすぐに崖になっていては、逃げ場がありませんからね。。

海抜は5mとなっています。津波が来たらひとたまりもありません。

海抜も低い

 

この階段はどうやら登れるようです!

ちょっと登ってみましょう。

登っていく。

 

どんどん登っていきます。

後ろを振り返ると、素晴らしい景色が!

.

 

綺麗な青い海と、向かいの青森県大間町が見えますね!!

それはそうと、津軽海峡ってこんなに海が澄んでいるんですね。。

 

めちゃくちゃ透き通っています。これ、沖縄みたいに底が白い砂だったら相当綺麗だとおもいます!

 

旧戸井線は、完成間近に工事が中断?!幻の未成線だった

 

以上のようにご紹介してきた旧戸井線コンクリートアーチ橋ですが、もともと、戸井線という路線は地元の方々が完成を待ち侘びていた路線でした。

 

ですが、この戸井線が建設される目的は、戦争のためだったと言います。

函館要塞や戸井要塞があった北海道の渡島半島と、軍港である大湊港があった青森の間の津軽海峡は、軍事上とても重要だったのです。

津軽海峡の様子

例えば、津軽海峡を抑えられてしまっては北海道は孤立してしまいますから。

 

このため、渡島半島一帯の軍輸送能力を高める目的で、戦時中の1936年に戸井線が敷かれたのです。

完成は1944年を目処にして建設が大半は9割方進んでいたころ、戦時中のため資材が足りずに1943年に工事を中断

その後、間も無く戦争は終結し、もともと軍輸送のために建設された戸井線の工事が再開されることはなかったのです。

完成間近だったのに、結局は完成を見ることなく今は遺構となっているというわけです。

沿線住民は、戸井線の開通のため鉄道敷設運動を行なって精力的に動いたようですが、結局終戦後は車社会が到来していたこともあり、戸井線が活躍することはありませんでした。

 

このように、戸井線は住民の期待も虚しく、完成間近に工事が中断され、鉄道が一度も走ることなく朽ちていった幻の路線なのです。

 

旧戸井線コンクリートアーチ橋の駐車場・行き方・アクセスは?

 

それでは、最後に旧戸井線コンクリートアーチ橋の駐車場・行き方・アクセスについてまとめておきます。

 

車でのアクセス・駐車場

 

車で行く場合は、函館方面から行く場合、戸井町方面から行く場合の両方とも、海沿いの国道278号線を走っていれば、陸側にアーチ橋が見えてきます。

ちょうど汐首漁港のあたりです。

駐車場についてですが、この辺りにはあまりパーキングなどはないようです。

ですので、車を止めたい際には、自己責任になりますが、汐首漁港などに止めると良いかと思います。

また、ちょうどコンクリートアーチ橋の真下の部分の道路は、住宅がありその住宅に沿う形でロータリーのような道路が通っています。

こんな感じ

 

この国道278号線はかなり車がビュンビュン走っていますので、停車すると危険です。

ですので、漁港を通り過ぎてしまった場合は、一旦この道路に入って停車するか、漁港に行くと良いかと思います。

ただ、民家の前ですので、長時間の駐車などは迷惑になるので控えたほうが良いでしょう。

 

バスでアクセスする場合

 

バスの場合、函館バスの「汐首灯台」「汐首」の停留所が最寄りとなります。

 

ですが、かなり本数が少ないので、バスで訪れる場合はきちんと時間を見ていきましょう!!

参考までに、時刻表を載せておきます。(2021.9.20現在の時刻表です)

函館・五稜郭方面行きの時刻表

戸井・恵山方面行きの時刻表

 

まとめ:旧戸井線コンクリートアーチ橋の現地レポ!

 

今回は、旧戸井線コンクリートアーチ橋を現地レポートしてみました。

まさか函館にこんな場所があるとは思っていなかったので、かなり感動しました。

 

実際に橋の様子は歴史を感じる雰囲気が出ていて、かなり見応えのあるものでした。

ですが、なんだかんだで私が一番驚いたのは、汐首の海の青さ!

 

では、また次回。